写真は訪問リハビリ後に撮った写真です。左に映っているのが今回記事を書いている理学療法士(PT)です。
「訪問リハビリって何をしているかよく分からない」というイメージがないですか? 今回は理学療法士が実際に訪問しリハビリしている場面の一部をご紹介したいと思います。
※理学療法士:英語でフィジカル・セラピスト(Physical Therapist)と言い、略してPTと呼ばれたりします。主に基本的動作(起きる・立つ・歩く、など)のリハビリを専門としています。
まず訪問するとリハビリを始める前に状態観察とバイタル測定(血圧測定や体温チェックなど)を行います。異常がなければリハビリ開始です。
もし異常や異変があれば、同じ事務所の看護師(訪問看護ステーション千鳥橋)に連絡を取り、必要であれば看護師が訪問することもあります。
その人その人によって内容は変わりますが、上記写真のようにマッサージやストレッチで硬くなった筋肉などをほぐしたり、
弱った筋肉をトレーニングをしたり、
歩行練習をしたり、その他の基本的動作(起きる、立つ、座る、など)確認して問題ないかなどを評価したりします。
また、生活動線(よく利用する自宅内経路)に転倒に繋がりそうな場所があれば、上記のように福祉用具などを導入し安全を確保します。この提案もリハビリ職の仕事の1つです。
今回ご紹介したケースはほんの一部で、リハビリを受ける方の身体状況(どれだけ動けるか)やご自宅の住環境、家族様の支援状況などによって、
・体のどこにどのような問題を抱えていて解決するにはどのようなリハビリが必要なのか?
・安全・安心に暮らすにはどのような環境設定にすればいいのか?そのために福祉用具の導入は必要なのか?必要であればどんな物が良いのか?
・家族様はどこまで介護が可能で、どのような指導・助言をすれば少しでも介護が楽になるのか?
など、1人1人、1件1件で全く異なります。
その「個性」を総合的に評価・判断して、少しでも望まれる形で在宅生活を送れるよう多角的に支援するのが我々リハビリ職の役割(今回は訪問リハビリ)になってきます。
今回は簡単ですが「訪問リハビリ」の一場面をご紹介させて頂きました。最後に今回ご協力頂いた素敵なご夫婦の写真をご覧ください。
ちなみに撮影させて頂いた日は、ちょうど52回目の結婚記念日だったそうです。